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一 期一会 Ichi-go ichi-e

一 期一会 (いちご いちえ)とは、人との出会いは一生に一度だけの機会であるので、今出来る最高のおもてなしをしましょう、という意味です。もと茶道の心得 を表した言葉で、どの茶会でも一生に一度のものと心得て、主客ともに誠意を尽くすべきことをいいます。これから何度でも会うかもしれない相手でも、もしか したら二度とは会えないかもしれないという覚悟で接しなさい、ということです。なんとも奥の深い言葉ですね。 Ichi-go ichi-e (literally "one time, one meeting") is a Japanese term that describes a cultural concept often linked with famed tea master Sen no Rikyu. he term is often translated as "for this time only," "never again," or "one chance in a lifetime." That means that every tea ceremony we should d o ou r best to show our best hospitality . Actually we may meet many times tha t person, but we should treat him as if we might never see again and we should do our best to receive him. Ichi-go ichi-e (literalmente "una vez, un encuentro") es una frase japonesa que describe un concepto cultural vinculado con frecuencia al famoso maestro de té Sen no Rikyu. El término se traduce normalmente como "sólo por
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「一期一会」 古い原稿用紙で練習。

来週は仕事でスペインのリオハ州に行くことになりました。茶道にまつわる言葉を書道で書く機会をいただきました。一期一会か和敬清寂か、どちらにしようか迷っています。それはそうと、練習用の半紙がなくなってしまい、古い原稿用紙で練習しています。でもさすが、日本製の紙だけあって、よく墨を吸収してくれ、書きやすい。私が子供のころはお習字の練習は新聞紙を切って使っていたなあ、と懐かしく思い出しました。いまの子供たちは半紙で練習するのでしょうか、贅沢ですね。 La semana que viene iré a La Rioja por trabajo y a lo mejor habrá ocación de mostrar la caligrafía japonesa y escribir unas palabras claves de la Ceremonia del té. Por lo tanto, estoy practicando estas palabras, pero me ha quedado sin papel!  Estoy utilizando papeles japoneses antiguos para redacción y me van muy bien. Seguramente, enseñaré esta palabra, "ichi-go ichi-e", que me encanta. 一 期一会 (いちご いちえ)とは、人との出会いは一生に一度だけの機会であるので、今出来る最高のおもてなしをしましょう、という意味です。もと茶道の心得 を表した言葉で、どの茶会でも一生に一度のものと心得て、主客ともに誠意を尽くすべきことをいいます。これから何度でも会うかもしれない相手でも、もしか したら二度とは会えないかもしれないという覚悟で接しなさい、ということです。なんとも奥の深い言葉ですね。 Ichi-go ichi-e (literally "one time, one meeting") is a Japanese term that describes a cultural concept often linked with famed tea mast

和敬清寂  Wa Kei Sei Jaku

和敬清寂 (わけいせいじゃく)とは茶道の心得を示す標語で、意味は、主人と賓客がお互いの心を和らげて謹み敬い、茶室の備品や茶会の雰囲気を清浄にすることという意である。特に千家ではこの標語を千利休の定めた「和」、「敬」、「清」、「寂」を表す「四規」として重要視している。   Wa Kei Sei Jaku (harmony, respect, purity and tranquillity) are the four principles of Chanoyu as left by tea master Sen Rikyu (1522-1591).  和  茶には「和」という根本理念が流れています。それは、茶人たるものは腹を立てないとか、仲良くするべきだとかいった表面的なことのみならず、己 の心の和、道具の取り合わせの和、席中相客の和が合わさってこそ、心の乱れのない点前ができるのです。かつて聖徳太子の十七条憲法の冒頭において「和を以 て貴しとなす」と唱えられています。また、人の心の和とは禅の悟りの境地を表すものでしょう。この普遍なる価値を有する和は、茶の修道においても、主客、 師弟のそれぞれの立場で真に求められるものです。 敬  人を敬い、自らを慎むこと。お互いが慎みあい、敬い合うことがなければ、どんな茶事や茶会でも自己満足で終わってしまいます。また、道具への敬 の念、弟子から師へだけでなく師から弟子への敬の念、仕え合いながら自然に「敬」の心を育んでいきたいものです。上へへつらうことなく、下には丁重に接す ることで、敬し敬される関係が生まれるのです。 清  清らかであること。例えば、茶室に入る前には、必ず手水鉢で手を洗い口を漱ぎますが、それは単に目に見える汚れを洗い流すばかりではなく、手水 の水には心身を清めるという意味が込められているのです。また、神社へ参拝する前に手水を使うことからも、手水で清めるほどの神聖な場としての茶室という 位置づけが示されているといえます。日々の掃除を怠らず、身体を洗い清めるということは、同時に内からも清めているのだという気持ちを大切にしましょう。 寂  寂、すなわち静かでなにものにも乱されることがない不動心を表しています。客は静かに心を落ち着けて席入りし、床の前に進む。軸を拝見し

A Happy New Year in Japanese Calligraphy

新春のおよろこびを申しあげます ざ・抹茶はうす We wish you a Happy New Year  - The Matcha House  Deseamos Un Feliz Año - The Matcha House  https://www.youtube.com/watch?v=izUpZAFU9vQ 明けましておめでとうございます。2016年になりました。『A Happy New Year』を日本語に訳すと、いろいろありすぎて、困ってしまうこともあります。謹賀新年、賀正、迎春、賀春、明けましておめでとう、などなど、本当に沢山あります。それだけ、日本語は豊かだということなのですが、個人的には『迎春』が一番好きです。亡くなった父がいつも『迎春』という言葉を選んで年賀状に書いていたからだと思います。今回は「新春のおよろこびを申しあげます」と書くことにしました。なぜなら、ひらがなを入れたかったからです。私の亡くなった書道の師匠はひらがなを本当に綺麗に書く方でした。ひらがなには女性らしさが出て、漢字には力強さが出て、そのメリハリのある書は本当に魅力的でした。師匠が亡くなった後、私が長い間、書を離れていると、なんだか、叱られているような気分になることがあります。「書をやりなさい」といわれているような気がするのです。師匠はいつまでも師匠です。亡くなっても存在するように思えます。そして、私は再び筆を持ち、何か書きたくなるのです。その絶好のチャンスが元旦です。気持ちを引き締めて、筆を持ち、書きます。これはとても気持ちの良いことです。2016年元旦の記念に、このビデオを撮りました。横にいた11歳の娘が撮ったので少し手ブレがあって見にくいかもしれませんが、最後まで見てくださった方々、本当に有難うございます。お礼を申し上げます。 このブログを読んでくださっている皆様のご多幸を心からお祈りします。

日々是好日 Nichi nichi kore kounichi

日々是好日(にちにちこれこうにち) Nichi nichi kore kounichi Nichi nichi kore konichi   is a Chinese-Japanese Zen Buddhist proverb at least 1.100 years old which means "Every day is a good day", or "All days are good days". Some people are troubled by rain but some people are helped by rain. You say "today is a good day" or "today is a bad day" just judging if the day was convenient for you or not. In Zen world there is no bad day. Even though rainy day, even though painful day, every day should be a good day and an important day which makes your life. You should have power to change that hard day to a good day. Nichi nichi kore konichi   significa "cualquier día es un buen día". Es un verso que ha sido dicho por más de mil años dentro de las escuelas Zen. Hay días soleados y hay días lluviosos . Algunas personas tienen problemas por la lluvia y algunas personas son ayudadas por la lluvia . Tu dices "hoy es buen día" o &q

禅とお茶にまつわる言葉 Zen & Tea Ceremony Phrases

お茶にまつわる言葉 一期一会   いちごいちえ      Ichi-go ichi-e 茶味薫香   ちゃみくんこう    Chami kunko 喫茶去    きっさこ  Kissako 日々是好日 にちにちこれこうにち Nichi nichi kore konichi 侘び寂び   わびさび  Wabi sabi 和敬静寂   わけいせいじゃく・わけいせいせき Wa kei sei jaku 茶禅一味   ちゃぜんいちみ  Chazen Ichimi     一期一会 いちごいちえ    Ichi-go ichi-e 一 期一会(いちご いちえ)とは、人との出会いは一生に一度だけの機会であるので、今出来る最高のおもてなしをしましょう、という意味です。もと茶道の心得 を表した言葉で、どの茶会でも一生に一度のものと心得て、主客ともに誠意を尽くすべきことをいいます。これから何度でも会うかもしれない相手でも、もしか したら二度とは会えないかもしれないという覚悟で接しなさい、ということです。なんとも奥の深い言葉ですね。 Ichi-go ichi-e (literally "one time, one meeting") is a Japanese term that describes a cultural concept often linked with famed tea master Sen no Rikyu. he term is often translated as "for this time only," "never again," or "one chance in a lifetime." That means that every tea ceremony we should do our best to show our best hospitality. Actually we may meet many times that person, but we should treat him as if we might never see again and we should

和敬

WA KEI 和 La armonía, harmony (wa) 敬 Respeto, respect (kei) Abrir el corazón y estar en armonía con los demás. Respetarse mutuamente. Choko Karita (Kyoto, 1927 - 2014) 2014年夏、私が師と仰ぐ苅田朝香先生が永眠されました。86歳でした。先生にお会いしたのは2013年の夏が最後でした。私の突然の来訪をとても喜んでくださって、その後、達筆で丁寧なお便りも下さいました。先生の作品の素晴らしさはさることながら、先生のお人柄、人を敬う姿勢は尊敬に値するものでした。書道を学ぶ上で、立派な師に出会うことが大事な第一歩だと思います。その意味では、私は小さい頃から先生の下で書を学ぶことができて、大変幸せ者だったと思います。先生に教えていただいたことは果てしなく多く、私の人生の基盤となっています。できることなら先生にもう一度お会いしたいですが、それはもう叶わぬ望みとなってしまいました。今は先生に教えていただいたことをいかにして後世に残すか、を真剣に考え始めています。このような時に、偶然にも友人から、子ども達に書道を教えてほしい、と声をかけられました。仕事で忙しい私には教える時間がとれるかどうかが当面の問題ですが、これは私に与えられたチャンスだと思い、とにかく、とりかかることにしました。書道の先生としては遅いスタートになりますが、苅田先生に教わったことを沢山子ども達に教えていきたいと思います。 苅田先生、どうか安らかにご永眠されますように、そして、私たちを見守っていてください。 2014年夏